顎関節症 治療

顎関節症を手術で治療

顎関節症治療の一つに手術をするという治療方法があります。顎関節症治療では、重度の症状が現れている場合においては手術で治療を行うことがあります。顎関節症を手術によって治療する人は、顎関節症を患っている人全体の2%から4%程度と言われています。

 

顎関節が癒着してしまったことで口の開け閉めに支障がでることがあったり、痛みが出たりするといった人に対して行われる治療です

 

顎関節症の手術というのは色々な術式があって、顎関節症の症状や状態に合わせて、それぞれ行われる手術の方法が違ってきます。顎関節症の手術で利用される術式には、顎関節の稼働範囲を広げるバンピング・マニピュレーションという手術方法や顎関節の動きを良好なものにするために関節液を取りかえるアルスロセンテシスと呼ばれる手術方法などがあります。

 

また、顔に傷を付けることなく手術を行うことのできるアルスロスコピーと呼ばれている手術もあります。いずれの顎関節症の手術も、麻酔を必要とする手術のためにリスクがあって、一般的には入院の必要がある手術がほとんどとなっています。

 

さらに、手術治療においては、手術を行えば即完治ということはなく、手術後には必ずリハビリが必要になってくるので注意しなければいけません。リハビリの内容としては口を開けるリハビリを行ったり理学療法などを行うことが多いです

 

顎関節症の手術の後というのは肉体的にも精神的にも負担が大きいだけでなく、時間もかなり必要となってきます。

 

逆に言えば顎関節症の手術による治療というのは、症状が重症化していなければ回避できる治療とも言えるので、顎関節症の症状が現れている方は、手術によって金銭的、精神的、体力的な負担を負わなくても良いように、顎関節症の症状が悪化する前に医師に相談するようにして適切な治療を受けるようにすることが大切になってきます。