顎関節症 治療

顎関節症の種類

顎関節症という症状は、人によって症状に程度の差はあったりしますが、意外に身近な病状であったりします。顎関節症と一言で言っても実は種類があります。

 

顎関節症の種類として挙げられるものは、日本顎関節学会がT型からX型までに分類しています。どのように分類しているのかというと、どこの部分でどのような障害が起こっているかによってということで分類しています。

 

顎関節症の分類としては以下の通りなります。
T型・・・咀嚼筋に痛みを生じる症状
U型・・・関節包や靱帯の障害によって生じる症状
V型・・・関節円板の障害によって生じる症状
W型・・・骨に障害が生じる症状
X型・・・T型からW型にはあてはまらないけれど、顎関節部分に異常を生じる症状で心因性の場合も含む。

 

顎関節症の症状として一番多く報告されているものとしては、V型になっています。顎関節症のV型の場合には、口を開け閉めする際に、「カクン」というような音が鳴ることが多いです。

 

この音は、関節円板が本来の位置からずれているために鳴るといわれています。顎関節症の症状が悪化すると口が開けにくくなったりするので注意しなければいけません。ただ、特に治療を必要としないような症状の軽い人や自分が顎関節症だと自覚していない人も多くいます。

 

顎関節症のT、U型に関しては痛みが生じる場合が多くありますが、V、W型に関しては、痛みが生じない場合も多くあります。しかし、必ずしも顎関節症の全てがこの種類にあてはまるというわけではありません。顎関節症の種類が合わさっている場合もあります。

 

顎関節症と疑ったら、まずは一度、口を大きく開けて、閉じてみるようにすると良いでしょう。もし、カクンというような音がした場合は、顎関節症の可能性が高いということになります。